機構の紹介
1、名称;
技術研究組合
エフエフエージー・ディーディーエス研究機構
(FFAG・DDS Research Organization)
2、所在地;
〒305-8577 茨城県つくば市天王台1丁目1番1
筑波大学付属病院 陽子線医学利用研究センター 104室
TEL: 029−860−2633 FAX: 029−856−3660
3、事業の内容・目的;
NEDO17年度「健康安心プログラム」の事業委託を受け、
「次世代DDS型悪性腫瘍治療システムの研究開発」を行う。
がん治療のより理想的な方法といわれるBNCT療法、しかしながらこの治療は現在のところ病院ではなく、原子炉施設に於いてのみ行われています。
その理由はこの治療に用いられる極めて低いエネルギーの中性子線が、現状では原子炉のみからしか得られないためです。
本事業では、この問題の解決を目指し、病院内設置が可能な中性子発生用小型加速器(FFAGで構成*)を開発し、合わせてBNCT療法に於いて中性子線との相互作用で高いがん治療効果をもたらす薬剤(DDS)の高機能化を進め、病院内においてBNCT治療が広く展開されるための次世代型がん治療システムの開発を行っています。
*)FFAG加速器は粒子加速器の一種でその原理は50年ほど前に発見されていたが、加速器製作上の技術的な困難さから長い間陽子の加速に成功していなかった。 2000年になり、日本で開発された加速器要素技術を基にその困難が克服され、世界で初めて陽子の加速に成功した。 その後FFAG加速器は世界的に急速に広まりつつある。
詳しくは「機構の目的」をご覧下さい。
4、設立年月日;
平成17年7月1日
(3ヵ年事業)
5、事務局;
理事長 柴田 徳思
(日本原子力研究開発機構 量子ビーム応用研究部門)
専務理事 中原 東郎
機構組織詳細は「機構の組織」をご参照ください。
6、研究推進体制;
プロジェクトリーダー: 松村 明 (筑波大学大学院教授)
サブリーダー: 森 義治 (京都大学教授)
サブリーダー: 金田 安史 (大阪大学教授)
サブリーダー: 橋本 和幸 (日本原子力研究開発機構研究主幹)
7、参加組合員企業;(五十音順)
株式会社 IHI
株式会社 NHV コーポレーション
ステラケミファ株式会社
株式会社 日本製鋼所
株式会社 日立製作所
三菱重工業株式会社
三菱電機株式会社